オーディオにおける最大の嘘(1)
2020年 07月 24日
https://www.soundstagesolo.com/index.php/features/246-the-biggest-lie-in-audio
この稿は、ヘッドフォン・イヤフォン系サイトであるSoundStageSoloに、同サイト編集長であるブレント・バターワース氏から2020年7月1日に寄せられた文章ですが、非常に痛切な示唆に富む文章だったので紹介します。
これはstereophileの執筆陣の1人でもあるハーブ・ライヒャート氏へのカウンターとも呼べる寄稿であり、具体的にはCanJam NYC 2020: Audio Precision Measurements(https://www.innerfidelity.com/content/canjam-nyc-2020-audio-precision-measurements 2020年2月19日)およびTannoy Revolution XT 6 loudspeaker(https://www.stereophile.com/content/tannoy-revolution-xt-6-loudspeaker 2020年6月25日)の2つへのカウンターです。
なので、CanJam NYC 2020: Audio Precision Measurementsについて先んじて要点のみ紹介したいと思います。
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「測定はすべてのオーディオ機器の設計と製造に不可欠な要素です。しかし!あるいはユーザーの満足度の評価および予測するためのツールとして、今日の測定方法はほとんど役に立っていません。
なぜなら、今日のオーディオ機器は、音楽を演奏することとはほとんど関係のないことを測定されているからです。
だからこそ、(中略)、マルチトーンや実際の音楽(ダイナミックなドラムトラックやピアノの和音など)を含む最新のテストを提唱しています。(中略)
私がこのテストを気に入っているのは、数字が表示されるのではなく、テストマイクが拾ったものと重ね合わせて、ドラムトラックのテスト信号のイメージを得ることができるからです。元の入力からのすべての変化は明らかで、理解しやすいものでした(以下略)。
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なんとも... 暴論です。
日本でも、uniwaveやタイムドメイン理論としてステップレスポンスの再現性に注力する考えもありました。このハーブ・ライヒャート氏の主張に対するブレント・バターワース氏の寄稿を紹介していきたいと思います。
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by tetsu_mod
| 2020-07-24 00:16
| オーディオ