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Iridium17さんの著作、『自作スピーカー測定・Xover設計法マスターブック』を遅ればせながら入手しました。
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知人たちの力作です。
思い入れたっぷりに読ませていただきました。
日本語で現代的なクロスオーバー設計について記述されているものとしてとてもいい本です。
というか対抗となる書籍がない現状が...

スピーカー自作をされる方の皆さんに手にとっていただきたいものです。

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by tetsu_mod | 2017-05-03 01:50 | オーディオ | Comments(0)

クロスオーバー-111

ATC SCM12sl-modのクロスオーバー、まさかの追加です(笑)
Tweeterに使っているscan speak D2905/9700は非磁性流体モデルですので、f0でのインピーダンス上昇が激しく、歪みやすいユニットです。これを補正するため、LCRを並列に入れることでf0インピーダンスの補正をすることが推奨されています。
余談ですが、故フランコ・セルブリン氏はこのD2905ユニットがお気に入りだったようで、遺作となるktemaのツィーターはD2905のカスタムモデルのようです。

きっかけは、いつもお世話になっているIridium17さんのThe long and winding road of the passive crossover network PART 2から、LCR-pararelによるtweeter f0 impedance補正の代わりに、KEF風T-notch filterを用いるというお題です。

>抑圧から解放されたような伸び伸びとした空間表現がナイス
とのことです。
むむ、シミュレーションはタダですので、ATC SCM12sl-modでもやってみます。
また、ほんのわずかに右肩下がりにできるかも同時にしてみました。

LCRを外したところ、0.22uFのT-notchでfo(500Hz)の補正が出来ました。
R3(tweeter series resister)が6Ωだとちょうどいいのですが、お気に入りのMills resiterにはありませんから、5/8Ωで検討してみます。
target curve: LR4 2kHzとし、インピーダンス・周波数特性において、白色が現在のネットワーク(tw:3rd+LCR)です。

R3:8Ω
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R3:5Ω
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5/8Ωともに、インピーダンスは6kHz以上では高くなり、高インピーダンス駆動になっていそうです。また、インピーダンスの電気位相角回転も穏やかになっています。
しかし、reverse nullが2kHzからズレてしまい、左右対称性も崩れます。
そこで、ツィーター・R3と並列に47Ωの抵抗を追加してHPF肩特性を調整して追い込んでみました。

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10kHzでLCR ver.と比較して-1.2dB程度の右肩下がりです。
周波数特性としてはそこそこうまくまとまったと思います。
しかしながら、reverse nullは左右対称ですが、LCR ver.のほうが広いです。
また、インピーダンスはかなりT-notch/LCR ver.で共通するものになってしまいました(笑)
6kHz以上では現状のほうが高インピーダンス駆動、クロス付近のインピーダンスの盛り上がりと電気位相角回転はT-notch ver.のほうが穏やか、といったところでしょうか。

個人的には、『アンプを選ぶスピーカー』というのは、低域の駆動(ウーファーのQ値とダンピングファクターの関係)に加えて、このインピーダンスの変動と電気位相角回転が関与しているのではないかと推察しています。

抵抗:5Ω、47Ω
コンデンサ:0.22uF、1uF
を購入すればお試し実験はできそうです。
ゴールデンウィークぐらいに、実験してみたいと思います(続く?)
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by tetsu_mod | 2016-02-24 22:57 | オーディオ | Comments(2)

との粉、ステイン着色後に、油性つや消しクリアニスで塗膜をつくり、さらに蜜蝋ワックスで仕上げることにしました。

今回、ダイソーのハケを使ってみたのですが… これが大失敗で、一部ニスが垂れてしまいました。
素人が道具をケチっちゃダメですね。

ニス塗装後に、アクリル天板を合わせたところです。
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このアクリル板も買ったのは9月初頭ですので、2ヶ月越しです。

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エポキシ接着剤で枠とアクリル天板を接着し、枠に蜜蝋ワックスを塗り込んで完成です。

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クロスオーバーボードと組み合わせて記念撮影。

ついでに、スピーカー保護ネットもツィーターウェーブガイドに合わせて手直し。
また、一緒にエッジも少し角を丸めておきました。
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ATCのネットはベースがショートホーン構造になって凝っているものです。
このベースにネットをつけるのですが、リトルギャングがいるものですから、
ネットの代わりに相変わらずの金属メッシュです。

さて、これで1年半かけた『クロスオーバープロジェクト』はおしまいです。
次にメインスピーカーを買うなら、3wayだな…
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by tetsu_mod | 2015-11-13 15:23 | オーディオ | Comments(0)

クロスオーバー-109

残るはネットワークボードの蓋の作製だけです。
今回、蓋および壁を剛性メンバーとしては考えず、あくまで埃除けとして支柱に乗せるだけにします。
4方向に壁を作ってしまうと、メンテナンスが面倒になるからです。


4mmの両面シナベニアを組んで塗装していきます。
ボードと同じく黒にしようかと思いましたが、黒い箱も圧迫感がありそうだったので、今回は木目を残すこととして、ステインで着色していきます。
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との粉処理後と、さらにステイン1回塗りです。
今回はワシンの水性ポアーステイン(オーク)を使ってみました。


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2度塗りが終わったところです。
もう少し、赤が入ってたほうが良かったかな。

仕上げの上塗りが悩ましいところです。
今回はサラっとした仕上げにしたいのですが、どの仕上げがいいか分かりません。
ぽってりした鏡面であれば、サンディングシーラー・クリアニスの重ね塗りですが...
ワックスだけではちょっと不安です、つや消しクリア油性ニスかな...
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by tetsu_mod | 2015-11-10 19:19 | オーディオ | Comments(2)

クロスオーバー-108

抵抗による音質変化には満足したので、最終調整をすることにしました。
今回はツイーターのコイルをほどきながら、reverse nullの形や周波数を見ていきます。

before Rch normal/reverse polarity
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before / after Rch reverse polarity
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before / after Lch reverse polarity
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after Lch normal/reverse polarity
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もう少し低い周波数で、reverse nullがもっと深くなる周波数もあったのですが、あえて多少reverse nullが浅くなってでも左右対称かつ設計クロス周波数に近くなるように調整しています。ここらへんの微調整は悩ましい部分で、デジタルでアクティブクロスのほうが微調整はしやすいと感じるところです。

さて、音に関する調整は今回で最後です。奇しくも煩悩と同じ数の連載ですが...(笑)
残すは蓋の作製だけです。3mmの合板を買ってこなければいけません。
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by tetsu_mod | 2015-10-24 07:24 | オーディオ | Comments(0)

クロスオーバー-107

ネットワークを組み上げてから2週間以上鳴らし、音の変化は落ち着いてきましたが、vo.の曇った感じは改善しません。定位もはっきりせず、ヌケが悪いので、音量を大きくしてしまいそうになります。
muuさんに相談したところ、「Jantzenの巻線抵抗は曇って大人しい感じになっちゃうよ」、とのこと。そこで、抵抗を交換してみることにしました。
とは言っても、ツィーター・ウーファーにシリーズに入る抵抗のみの交換です。
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余談ですが、個人的にシリーズに入るパーツには予算内でいいもの(Jantzen Z-superiorなど)を。パラレルに入るパーツには、精度保証がされている範囲で安価なもの(Daytonなど)を選んでいます。

http://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/724/053/html/bandw18.jpg.html
http://www.theaudiobeat.com/visits/yg_acoustics.htm
http://magico.net/technology/crossovers.php
有名スピーカーの内部写真を見ていると、YG acousticはMundorfの巻線抵抗を、MAGICOのQシリーズは特注の金属箔抵抗を、B&W 800シリーズはダイアモンド以降でもモールド加工された金属箔抵抗を放熱器に取り付けて使っています。

海外のフォーラムなどを見ていると、金属箔抵抗やDueland Castや、Path audioは精緻で立体的、MillsやMundorfなどの巻線抵抗は温度感があるとの意見が多いようです。
しかし、普通に入手できる金属箔抵抗はvishayの0.6Wですので、これを放熱器に取り付けてもスピーカーに使うのは容量オーバーの可能性が高いかと… 特にうちのスピーカーは低能率です。Dueland Cast、Mundorf、Path audioはちょっと手が出ません。Path audioは格好もいいし、興味はあるのですが…


そこで、困ったときのIridium17さん頼みで、Mills MRA-12抵抗を勧めてもらいました。
http://iridium17.blog96.fc2.com/blog-date-20140415.html
実はJantzenとほぼ値段変わりません、早速Garrett Audioから手配してみました。
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Jantzenと比較して小型ですが、Jantzenが10Wに対してMillsは12Wなので、容量そのものは大きくなっています。

能書きが長くなりました。
入れ替えて初日ですが、不満点がほぼ解消しました!
そこは満足なのですが、頑張って設計煮詰めてもパーツグレードでこんなにも変わってしまうことには釈然としません(笑)
パーツマジックやケーブルマジックはキリのない恐怖がありますので、適当なところで切り上げたほうがよさそうです…
muuさん、Iridium17さん、情報ありがとうございました。

あとはreverse nullの調整と、蓋の作製です。
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by tetsu_mod | 2015-10-19 01:32 | オーディオ | Comments(2)

クロスオーバー-106

グランド側および出力の配線をして、とりあえず音が出るようになりました。

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約1ヶ月半ぶりに音が出るようになりました(爆)
前のバージョンより少し奥に広がるようになったかな?

さて、これから
・ツィーター用抵抗の値の決定(聴感の好みで)
・ツィーター用コイルの巻き戻し(reverse nullを実測しながら
という順番になりますが、慣らしも兼ねて1ヶ月ぐらいかけてのんびりしたいと思っています。

その間、クロスオーバーボードのカバーも作製やPCM-10の作製をするつもりです。
PCM-10は残り片方のエンクロージャーの木工・塗装が終わったので、チタンダイアフラムでの測定およびクロスオーバーシミュレーションをします。
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by tetsu_mod | 2015-09-30 16:20 | オーディオ | Comments(2)

クロスオーバー-105

パーツが載りました。

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が、グランド側の配線用の単線が手持ちでなかったので、ここで一時停止...
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by tetsu_mod | 2015-09-26 22:58 | オーディオ | Comments(2)

クロスオーバー-104

突き板まで完了。
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結論、見た目にこだわるなら、こんなに頑張るより無垢板買ったほうが楽チンでした(笑

なにはともあれ、木工は終了。
パーツの取り付け・配線ができます。
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by tetsu_mod | 2015-09-17 12:39 | オーディオ | Comments(0)

クロスオーバー-103

相変わらずの遅い作製ですが、ゆっくり進んでいます。

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クロスオーバーボードに、ターミナル板と支柱が立ちました。
一応、エポキシ樹脂+ダボ+圧着、エポキシ樹脂+イモ+圧入なので、
取れることはないはず... 取れるくらいなら、MDFのボードが壊れますね。

あとはサイドへの突き板貼りです。
チークは一般に接着は樹脂系接着剤を用いるようですが、
試し貼りだと木工ボンド(水性エマルジョン系)でもつきそうです。
強度はなさそうですが、突き板なので...
木工ボンド+アイロン圧着でクロスオーバーボードの木工もおしまいにしようかな。
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by tetsu_mod | 2015-09-12 10:27 | オーディオ | Comments(0)