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Nさん宅、測定

前回、ALTEC 805ホーンを導入されてから3ヶ月、クロスの調整がすすんだNさん宅を再訪させていただきました。
3ヶ月前と比較すると、定位のブレが減少し、引っかかりもなくなっています。

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見た目は変化なし、marantz 7T - ALTECパワーアンプ、3wayスピーカーです。

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ダイアフラム位置が手前ですので当たり前ですが、ツィーターだけ先に到達します。

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gated measurementですが、反射波を完全に除去できませんでした。
ウーファー逆相では2箇所に打ち消しが出ますが、正相では綺麗につながります。

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この後、ミッドレンジのレベルなどを微調整していきます。
いささか見難いので、最後は1/3アベレージングです。

Nさん、楽しい時間とお土産までいただき、ありがとうございました。
ぜひ、また遊びに行かせてください。
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by tetsu_mod | 2016-10-12 16:52 | オーディオ | Comments(0)

koi4432さん宅、LumenWhite WhiteLight、補正なし
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Paneraiさん宅、Dynaudio Sapphire、補正なし
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特性は当たり前ですがどちらもハイエンドです。
広くライブな部屋のWhite Lightと、
狭くデッドな部屋のSapphireの違いが出て面白いです。
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by tetsu_mod | 2016-09-21 14:31 | オーディオ | Comments(0)

amabukidさん宅、REW測定

amabukidさん宅で、最先端EQであるTrinnov ST-2 HiFiのon/offでREW測定をする機会をいただきました。

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LINN KLIMAX DS/K
LINN KLIMAX KONTROL
Trinnov audio ST2 HiFi
LINN KLIMAX SOLO
Avalon Opus céramique

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紫色:補正OFF
緑色;補正ON
amabukidさん宅はかなり遮音性と密閉性の高い八畳間ゆえの定在波に悩まれていましたが、Trinnovはかなりがっちりと補正してくれています。また、Trinnovの特徴は単なる周波数特性のEQだけでなく、群遅延や位相補正もしてくれることです。

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1段目:minimum phaseは確かに平坦化しているようですが、これがTrinnovの群遅延・位相補正によるものなのか、音圧EQによる残響変化によるものなのかは判断が困難です。インパルスレスポンスを見る限り、Trinnovの技術は帯域分割+バンドパス+ディレイではないかと思っているので、高域に関しては前者、低域に関しては後者の効果なのかも知れません(これ書いていいのか?)

2段目:面白いのは、歪み率だけはTrinnov ONで悪化します。前述の帯域分割+バンドパス+ディレイ、EQ処理によるものなのでしょうか。

3段目:低域残響が1.5secを超えており、対処が大変な部屋だと思います。低域残響過多への対策はacousticでは物量勝負になるため、八畳間がさらに狭くなるので....

4段目:中高域のパワースペクトラムも滑らかに揃ってますし、実際に聴いても中高域の空気感と艶やかさは素晴らしいです。


ただ、Trinnovはプリセットではフラット補正を基調としているのか、100-250Hz付近が寂しい印象です。実際に聴いてもベースが一部で消える箇所が...
というわけでamabukidoさん、測定->Trinnov調整->測定...を繰り返して、微調整されていました。

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赤:Trinnov補正初期段階
青:Trinnov補正調整後

個人的にはRTAでフラットに補正することには懐疑的(前述)ですが、100-250Hzを意図的に凹ませることで、豊かな最低域と歯切れのいい低域の両立を演出できるため(B&W社は800,802などで意図的にこのような味付けをしているようです)、ここら辺はさじ加減なのかと...

つくづく、EQ補正は好みのターゲットカーブを見つけること、および補正のアルゴリズムを購入することなんだと感じました。
amabukidさん、貴重な時間をありがとうございました!またぜひ遊んでください。

※六畳 -> 八畳の間違いでした。
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by tetsu_mod | 2016-08-17 21:57 | オーディオ | Comments(0)

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六畳間を縦使いしていた たーくさんが、部屋向きを90度かえて横使いにされていたので、お邪魔して測定までさせてもらいました。

音の印象は密度感やボディ感が出たうえで、vo.定位と包まれ感の両立がよい一方で、奥行き感や煌めきが少し後退した感じです。しかし、これはインターフェイスの問題かもしれません。

測定データです。
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赤線:縦、サブウーファーEQなし
青線:横、サブウーファーEQあり

(クリックで拡大します)
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赤線ではサブウーファーのEQが効いていないため、52Hzを中心に大きなpeakになっていますが、縦・横での一番大きな変化は100-250Hzでの改善だと思います。
実際に歪み率と合わせてみても、縦使いでは100-250Hzを中心にdipとなり、歪み率も高くなっています。部屋サイズや調度品も同じため、残響時間はほぼ変わっていないため、純粋に部屋の反射波による変化と思われます。

また、中高域もよりフラットになっていますし、パワースペクトラムでみても広い帯域で揃ったスペクトラムを示しています。
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最近では、いわゆるvo.帯域の艶などのシステムの個性は、周波数特性だけでなくパワースペクトラムのほうが分かりやすいのではないかとも思っています。

たーくさん、非常に興味深い計測をさせていただきました。
ありがとうございました。
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by tetsu_mod | 2016-08-15 19:37 | オーディオ | Comments(2)

takaさん宅
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10畳の縦長使い、専用室でALTEC CRESCENDO 605Bです。

周波数特性(スピーカー+部屋)、歪み率
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ドライバーはRchのほうがわずかに能率が低く、特性が少し揃っていないかも。
高域は7kHz程度までしか伸びていませんが、これをboostしても歪みが増えるだけですし、高域を伸ばすならばツィーターの追加でしょうが、そうなると同軸のメリットがなくなりますし... 個人的には、高域の伸びてなさが気にならないサウンドでした!

RT60、残響時間
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10畳の専用室、ややライブで縦長使いですので、RT60も長めですし、低域残響は長くなっています。

waterfall、spectrum
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なので、部屋長軸方向の42Hzの定在波はすごいことになっています。
ところが、ALTEC CRESCENDO 605Bの国産箱がほぼバスレフ動作をしておらず、ARTA near field測定では80Hz程度までしか再生していません。あえて低域を出していないことで、定在波の影響が気にならないのかと... このセッティングで30Hzまでレスポンスのあるスピーカーを再生すると、定在波で気持ち悪くなりそうです(笑)

聴感上でも感じましたが、High/Lowともに欲張らずに、部屋の影響も含めてまとめたシステムという印象です。


ミーさん宅
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4.5畳、Sonus Faber Cremonaです。

周波数特性(スピーカー+部屋)、歪み率
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ハイエンドシステムらしい特性です。
Highもスッキリ伸びています(笑
個人的に興味深かったのは、4.5畳にcremonaなので低域が暴れるのかと思ったところ、左右でキャンセレーションディップが上手にズラされていることです。ミーさんに伺ったところ、わずかに左右でのセッティング条件(SP〜壁距離)を変えているとのこと、そのうえで定位を追い求められたとのことです。

RT60、残響時間
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天井が高めの4.5畳、デッドな調整をされているため、残響時間は全帯域でよくコントロールされています。

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部屋の寸法が立方体にやや近いため52,62,68Hzに残響が見えます。

デッドめの部屋でニアフィールドですから、ともすれば味気ない再生になりがちなのですが、ミーさんの再生は爽やかさと艶・色気が両立しているのは、vo.帯域の残響などにあるのかな、とも思うのですが... 自分の修行不足でそこまではわかりません(笑

お二人とも、快く測定させていただき、ありがとうございました。
本来であれば、もっと詳細なデータもとれれば良かったのですが...
また時間を作って遊びに行かせてください。
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by tetsu_mod | 2016-07-31 21:07 | オーディオ | Comments(0)

Nさんのご好意で測定の練習をさせてもらい、あまつさえブログに載せていいよ、と許可を頂きました。

Alec 805 horn +802D driver(far field)
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下はアキュフェーズのチャンネルデバイダーでカット、上は出っぱなしです。
スピーカーサイズがかなり大きいため、厳密なfar field測定は困難でしたが、800-8kHzで美しい特性です。誰だ、Altecは特性悪いと思ってたヤツは!(すいません)
上下ともにacoustic slopeはLR4 -24dB/octによくマッチしてますし、位相角回転も綺麗です。

ウーファー(far field, FR1)
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こちらはまだハイカットしていない、ウーファー裸特性です。
アンプの設定でまだゲインも合っていませんが、高域は500Hzから右肩下がりで、3kHzまで伸びています。低域は200Hzからだら下がりの特性です。

Electro voice T350(far field)
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音圧はmidrangeとほどほど合っており、高域は8kHzからだら下がり、15kHzぐらいまで粘っています。こちらもクロスの調整はこれからとのことです。


さらに、REWで部屋特性も計測させていただけました。
残響特性です。
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Waterfall/Spectrumでみると、Lch 300-600Hzの共鳴?が残っていますが、これは左側のキャビネットの共鳴が最も考えられるかと思います。

Nさん、ご協力ありがとうございました。
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by tetsu_mod | 2016-07-04 17:44 | オーディオ | Comments(0)

multipoint REW測定(9 終)

最後に、ターゲットカーブとEQ補正の作例を
・複数点計測
・複数の測定データ
・低域のみ
・cutのみ
・最小補正
のルールに則っても、最終的にどのようなターゲットカーブ・補正がいいかは最後は好みだと思っています。ケーブル・インシュレーターの好みと同じように、個々人のオーディオマニアの好みが出ると思っています。

例えば、個人的には1/3オクターブ平均化周波数特性を元にターゲットカーブを決めますが、今回のデータでは-0.6〜0.8dB/octの右肩下がりのカーブが候補として考えられます。
それぞれ、ターゲットカーブと補正値カーブです。

-0.6dB/oct
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-0.7dB/oct
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-0.8dB/oct
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すっきりパターン
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右肩下がりが強いほど、重厚な音になりますし、
右肩下がりが弱いほど、軽快な音になります。

右肩下がり特性はスピーカーの軸外音響特性および部屋の反射特性に左右されるものです。
(指向性が悪く、吸音の強い部屋ほど、右肩下がりが強く、重厚な音になる)
それでも、この最後の微調整は好みの余地があると感じています。
実際に、-0.6~-0.8dB/octのターゲットカーブに基づく補正は、それぞれ大きく傾向が違いますし、それは拙宅ではケーブルの変化よりも大きく、かつ好みに基づいて判断されるものと感じています。

一旦これでmultipoint REW測定の項を終わろうと思います。
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by tetsu_mod | 2016-07-02 19:20 | オーディオ | Comments(0)

前々回に1点だけの全帯域フラットへboost補正することは予期しないpeakをもたらすことから、あまり意味がないと結論付けましたが、これを別の観点で見るとどうなるのか。

今回は時間軸と軸外音響特性で考えてみます。
「豊かなステレオイメージには滑らかな軸外音響特性が必要」は近年広く提唱されており、無指向性スピーカーでない前方投射型スピーカーでもキーワードになっています。コンシューマーパッシブスピーカーではAvalonが早くから提唱していた記憶があります。

理想的な軸上音響特性・軸外音響特性をもつスピーカーと、理想的な反射特性を持つ壁を考えた場合、直接音・反射音ともに滑らかな特性になるため、なだらかな右肩下がりのRTA特性が得られます。
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ここで、軸上音響特性が優秀だが、軸外音響特性および反射係数が良くない場合を考えると...
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直接音は平坦な特性が得られますが、RTAでは凹凸の特性になります。
ARTAではgate measurementを用いることで直接音と間接音を分けて測定することが可能ですが、多くの測定ソフトウェアでは単純なRTAのみしか搭載されておらず、この凹凸がスピーカーの軸上特性なのか、軸外特性なのか、部屋の特性かを見分けるのは非常に困難です。


この不十分な情報のみのRTAで全帯域フラットへの補正カーブを組むとどうなるでしょう。補正カーブはあくまでスピーカーの振幅を変えるだけのものなので、直接音だけ・間接音だけを補正することは不可能です。
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RTAの見かけだけは滑らかな美しい特性になりますが、直接音は本来とは違う音になってしまうため、定位が崩れたり、一部の帯域だけが強調されることになります。これが軸外特性が悪いスピーカーを補正しても意味がない理由です。

高域方向はさておき、一般的に軸外特性が悪いスピーカーはクロスオーバーの設計が悪く、ユニット間の軸外特性が揃っていないために中抜けをおこしていることがほとんどです。おそらく、従来のスピーカー自作で「クロス周波数は人の声の帯域から外すべき」と言われているのはこの理由に根ざすものだと思われます。
個人的には、軸上特性がフラットかつ、満足のいく軸外特性をもつスピーカーは中域以上は補正不要だと思っています。補正は低域のみで、中高域の特性に満足がいかない場合は部屋の反射特性を対策すべきです(反射・吸音)。

じゃあ、僕がしているような低域は補正しても構わないのか?という疑問ですが、個人的に取組んでいる低域の補正は部屋残響特性の調整です。また、直接音の補正による定位に関してですが、人間の方向定位感覚は高域では両耳音圧差(音量)によりますが、低域では両耳時間差(位相差)によります。
むしろ部屋残響特性により低域がカブって位相反転をおこす方が問題になると考えられています。

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矢印の部分で低域の位相回転が変極しており、逆位相の強すぎる反射音(=残響音)の影響が見られます。実際に音圧変化も強いdipを示します。
なので、低域の補正に関してはむしろ定位が良くなるのでは、と考えています。

結論としては、
・スピーカー設計の段階から軸外音響特性は定位に多大な影響を及ぼす
・ダメなスピーカーはEQかけてもダメ
・低域に関しては部屋の影響のほうが大きそうなので、EQをかける価値があるかも。


よく、EQでの補正をしていると、
「アクセサリー(ケーブル・インシュレーターなど)を否定するものなのか」
「すべてのスピーカー・部屋で同じ音になるのか」
「ルームアコースティック対策(パネルなど)は不要になるのか」
などを聞かれますが、答えはどちらも否です。
あくまで低域かぶり、部屋の残響特性への対処の1つの手段としてしか、現代のEQ技術では使えないと思っています。
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by tetsu_mod | 2016-07-01 19:35 | オーディオ | Comments(2)

multipoint REW測定(7)

複数点測定で分かることの1つが、スピーカーセッティングです。
測定をしていてよく言われることが、「測定位置(=視聴位置)でごろごろと波形が変わるから、意味ない」という意見です。

6点 Rch
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6点 Lch
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確かに、6点で違う部分も多いですが、共通点も多いです。
(1)61HzのdipはR/Lchおよび6点すべてで共通している。
(2)Rchの136-164Hzのdipは6点すべてで共通している。
(3)150Hz以下のpeakはR/Lchおよび6点すべてで共通している。

(3)は部屋の残響特性によるものですが、
(1)、(2)に関してはスピーカーセッティングによるものと判断できます。

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6箇所測定をR/Lchそれぞれアベレージングした波形です。
緑線がRch
紫線がLch

拙宅はL字リビングですので、中央に近い(右壁から遠い)Rchでは、
コーナーに近い(左壁に近い)Lchに比べて、
136-164Hzで大きくdipがでてしまいます(キャンセレーションディップ)。
よく、セッティングに関しては直接音・反射音の関連から「壁から離すこと」を言われますが、狭い日本住宅においては中途半端な距離ではその弊害のほうが大きいと思っています。

一方で61Hzでは左右同じdipが見られ、これは床か前後壁の影響が考えられます。
Linkwitz transformの効果もあって、36Hzまでレスポンスが見られますが、現状のセッティングでは61Hz付近は再生できていません。

すなわち、矢印で示したdipが現状のフリースタンディングセッティングの限界となります。
これへの対策としては、boostしてもキャンセルされるだけですので、ヘッドルームの圧迫や歪み率の増大を招いてしまうだけです。本来であれば、80Hz前後でローカットして、サブウーファーを追加すればいいのですが、Wife Acceptance Factor的に断念....
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by tetsu_mod | 2016-06-30 12:21 | オーディオ | Comments(0)

multipoint REW測定(5)

ターゲットカーブの作り方で最小補正としましたが、
拙宅では150Hz以上の傾きをベースにターゲットカーブを設定するようにしています。

というのも、残響特性が250Hz以下で残響時間が長くなるため...
RT60
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残響時間により残響減衰が揃わないためです。
Decay(40-80-120-160msec)
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Waterfall
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Spectrum
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Decay, Waterfall, Spectrumで見ても150Hz以下のpeakが残っていることが分かります。
この部屋に規定されてしまう残響過多を対処することこそがroom EQの目的だと思っています。さらに言えば、ベーストラップや共鳴管で対処できないリビングオーディオこそroom EQの真骨頂かと...
また、このような特性は一点RTAで周波数特性だけをみても汲み取りにくい情報です。
しかし、複数の測定方法の意味と解釈を勉強すれば、もっと面白くなると感じています。
(続)
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by tetsu_mod | 2016-06-26 11:23 | オーディオ | Comments(0)