カテゴリ:オーディオ( 915 )

Nさん宅、288B

Nさんが新たにALTEC 288Bドライバーを入手されたので、拝見させていただきました。288B+805hornです。

d0122127_23184704.jpg

2.8inch, 24ohm, 115.2dBの勇姿です。以前つかっていた802Dドライバーが小さく見えます。

d0122127_23190270.png

歪率もよくコントロールされています。

d0122127_23191623.png

微調整の結果、綺麗なreverse nullも出てきました。

d0122127_23193325.png

しかし2.8inchドライバーともなると高域はさすがに窮屈で、4.5kHz -12dB/octでローパスになっています。
Nさんはさらに、ツィーターの追加や、クロス周波数の追い込みを予定されていました。
確かに3way化されてからが本領発揮でしょうか。
今日はありがとうございました、また次の展開が楽しみです。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-10-15 23:22 | オーディオ | Comments(4)

MAGICO Q1 @ M先生(3)

3連休で1年ぶりに、M先生宅に伺わせていただきました。

d0122127_10361174.jpg
疾走感のあるロックから、残響表現の綺麗なクラシックまで守備範囲が広く、
ヘッドフォンと比肩する解像度に加えて、キレとふくよかさが非常に高いバランスで両立されている、
現代ニアフィールドリスニングの最高峰を見せていただきました。

導入から3年、まだまだ新しい一面をみせてくれる、格闘しがいのあるスピーカーだと思います。
先生、ありがとうございました。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-09-19 10:41 | オーディオ | Comments(0)

Project NS-10M(4)

最終的な図案を決めました。
今回は全体に21mm MDFとして、サブロク板で取れるデザインです。

d0122127_20075718.png
工作機械はハンドドリルぐらいしかないため、
ホームセンターのDIY室を借りたりでなんとか進めています。

d0122127_20104357.jpg

d0122127_20114359.jpg

木工は下手くそなため、複雑な組みはできません。
せめて45度カットで合わせれればいいのかもしれませんが...
ダボ+クランプで、1mm以下の指先でわかる段差は残ってしまいます。
下手くそですね....
それでもタイトボンドのオープンタイム内での素早い位置決めとクランプ、強度アップというメリットはあるので、段差はちまちまと修正しながら進めたいと思います。

さて、バッフル加工をしないと、エンクロージャーが組めません。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-09-16 20:20 | オーディオ | Comments(0)

Project NS-10M(3)

純正箱を用いて、ツィーター・ウーファーのインパルスレスポンスを測定しました。

d0122127_20123928.png
時間的解像度を高めるために192kHzで測定しています。
距離にして、15.98mm〜17.68mm程度のAcoustic offsetがみられます。
ウーファーフレームを座繰ることを考えると、サブバッフルは21mmが良さそうです。

NS-10Mのウーファーに21mm MDFはオーバーな気もしますが、厚くてデメリットもないでしょう。
d0122127_20174846.png
バッフルサイズ、真正面の配置はオリジナルを尊重しながら、
容積アップとAcoustic offsetの是正を満たすデザインを検討中です。

d0122127_21530177.png

[PR]
by tetsu_mod | 2017-08-31 20:19 | オーディオ | Comments(2)

Project NS-10M(2)

エンクロージャーの作り直しの判断材料として、まずはウーファーの素性を探ります。
NS-10Mの純正エンクロージャーは11Lですが、これを用いて密閉箱測定を行いました。


d0122127_21294138.png

あまり正確な測定ができた手応えはなかったですが、まずはだいたいの傾向として....

Fs = 71.42 Hz
Re = 6.30 ohms[dc]
Le = 319.45 uH
L2 = 378.58 uH
R2 = 10.94 ohms
Qt = 0.76
Qes = 0.82
Qms = 9.83
Mms = 11.42 grams
Rms = 0.513703 kg/s
Cms = 0.000438 m/N
Vas = 16.78 liters
Sd= 165.13 cm^2
Bl = 6.248701 Tm

....バスレフは現実的ではないですね。
純正よりも少し大きめな密閉箱か、
ポート共振20-30Hzに設計して、大振幅時の背圧を逃す(動作としては密閉に近くなるが、群遅延は悪化する)の二択でしょうか。
密閉ありきのユニットですが、コーン強度の低い和紙ユニットなので、大音量は厳しそうです。
純正エンクロージャーも傷んでいることですし、タテヨコはそのままに奥行きのみ少し拡大したエンクロージャーを組んでみることにします。エンクロージャーのなかで、バッフルデザインの決定のために、ツィーター・ウーファーのインパルスレスポンスからAcoustic offsetを測りたいと思います。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-08-25 21:34 | オーディオ | Comments(0)

Project NS-10M(1)

d0122127_18271923.jpg
YAMAHAの歴史的名機、NS-10M通称テンモニです。
ターミナルはスプリング式ですから、初期型だと思われます。

ユニットの染みなどはある程度やむなしですが、パーティクルボード製のエンクロージャーがすでに加水による崩壊を始めており、背板はボロボロと崩れ始め、コーナーも浮き始めています。オリジナルにこだわって補修するか、新規エンクロージャーを作成するか悩みどころです。

念のため、現状の測定です。

d0122127_18275525.png

インピーダンス測定よかった、まだ密閉動作しています。

d0122127_18283190.png
d0122127_18284676.png


周波数特性&歪率拙宅では音圧やマイク距離を合わせてないので、歪率の相互比較ができません…まぁ大きな問題がなさそう、という程度でしょうか。700-3kHzにNS-10Mに特徴的な盛り上がりがあります。

d0122127_18295756.png

軸外特性測定
全体的に、500-5kHzはそろった音圧放射をしており、このmid帯域の充実がNS-10Mの人気の一端だったのでしょうか?

ちなみに拙宅では軸外特性測定にはテレビ回転台が活躍しています。
d0122127_18301916.jpg




さてさて。オリジナルレストアにするのか、カスタムにするのか悩みます。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-08-20 18:30 | オーディオ | Comments(4)

AURORA(n)

Lynx社の最新インターフェース、AURORA(n)をThunderbolt環境で聴く機会をもらえました。

d0122127_12361640.jpg
音場は広く、奥行きもたっぷりでます。
同社のHiloより音色は暖かく・重心は低く、前作のAurora 8/16よりもclearで現代的になっている感触です。
前作のAurora 8/16は中域がちょっとトロッとしたところがあってとても聴きやすかったですが、それとはまた違い中域にたっぷりとした密度感があって、いろんな録音の音源でも破綻せず聴き続けられるバランスです。
すんごいキラキラなんかはもちろんせず、噛めば噛むほど... な製品です。

拡張性やTB接続の利便性、コストをふくめてとてもいい機種だと思います。


[PR]
by tetsu_mod | 2017-07-30 12:39 | オーディオ | Comments(0)

東京

関東で諸氏に飲み会を設けていただく僥倖にあずかりました。
総勢15名、平均年齢は20代であろう、この趣味ではかなり特異な、そして幸せな会でした。
幹事をしていただいたお二人、そして参加者皆様にこの場をかりて御礼申し上げます。

翌日、2件オフ会にお邪魔させていただきました。

d0122127_20300311.jpg

d0122127_20303506.jpg


初めてAudio Technologyのウーファーを聴く機会をいただけたのですが、澱みなく深い表現をするのが印象的でした。また、T-330DやAccutonダイアモンドユニットなど、見たこともないユニットたちと、その活用法を惜しげもなく教えていただき、駆け足ながら充実した時間をいただきました。

今回も多くの方にお世話になりました。
ありがとうございました、また遊んでください。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-07-22 20:33 | オーディオ | Comments(4)

Project Uni-Q (1)

SCM50Pも次のステップを考えていますが、それは半年以上先にとっておこうと思います。

というわけで、次のお題はコレです。

d0122127_01170415.jpg
KEFの100mm Uni-Qユニットです。
これはシアターセット KHT2005のユニットですので、12年モノのユニットです。
さてはて、どう組みましょうか。
TQWTやBHで低域増強を狙うのか、ウーファーを追加するか、です。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-07-19 01:21 | オーディオ | Comments(0)

waveguideと指向性

以前の記事でacoustic center(とacoustic offset)を記事にしましたが、"理想的フルレンジシングルユニット"と、現実のマルチユニットスピーカーの間の乖離としては他にも軸外特性の問題があります。waveguideがその問題を解決する一助として、現在のスピーカーユニットとしては一つの潮流になっており、Genelec, Neumann, Amphion,etc.....と多くのメーカーが積極的に採用しています。

waveguideは簡単に言えばhornですが、どうも言葉の使われ方を見るだに、コンプレッションドライバーとの組み合わせをhorn、ダイレクトラジエーターユニットとの組み合わせをwaveguideと呼ばれていることが多いようです。

振動板直径に対して軸外特性は高域ほど減衰傾向(そのため、"理想的フルレンジシングルユニット"では無限に小さい振動板が必要になる)になるため、マルチユニットの場合はクロス周波数でウーファー側は軸外特性が狭く、ツィーター側では軸外特性が狭くなる傾向になります。

d0122127_21120925.jpg
(画像提供:YRさん)
これは軸上から15度刻みに90度までの音圧特性をヒートマップ(色温度が高い=赤色ほど、音圧が高い)で示した指向特性図です。15cmウーファー+2.5cmツィーターですが、クロス周波数帯域において大きく指向特性が変化していることがわかります。
フルレンジシングルユニットでは口径にしたがってなだらかに軸外特性が減衰する一方で、このマルチユニット特有の軸外特性の乱れが、伝統的に言われてきた「マルチユニットではクロス周波数周囲での乱れ」や「クロス周波数は聴感が敏感な声の帯域を外すべき(特にマルチホーン派)」といった言説の原因の一つだと推察されます。

waveguideを装着することで、この軸外特性はhorn形状に伴い調整することが可能になります。
d0122127_21163751.png
フラッシュサーフェスマウント

d0122127_21165760.png
waveguide装着

軸上特性に対して、軸外特性では減衰していることがわかります。
つまり、軸上特性のみではなく、ツィーター・ウーファーの軸外特性を揃えたクロスを設計することで、マルチユニットでありながら広く揃った指向性を獲得することが可能になります。

d0122127_21193733.jpg
(画像提供:YRさん)
YRさんの作例紹介(他人の褌)ですが、こちらが15cmウーファー+2.5cmツィーター+waveguideの指向特性です。全体になだらかな変化であることが分かります。
これがwaveguideによるクロス周波数付近での指向性の改善です。


ところで、本稿でここまで取り上げた指向特性はすべて水平方向指向特性です。
前述のように、垂直方向指向特性では、やはりvertical offsetによるdipが発生します。

[PR]
by tetsu_mod | 2017-07-17 21:25 | オーディオ | Comments(2)