Project NS-10M(6)
2017年 10月 28日
背板もなく、吸音材もなく、測定用スタンドもなく他のスピーカーの上に積んだ状態ですが、素性を知るべく測定にかけてみます。
吸音材がないので、ウーファーのインピーダンスカーブはがったがたです。
ウーファー(軸上ノーマライズあり) 最終的にはフラットを目指すのでノーマライズをかけて軸外指向性を検討したいと思います。
段付きバッフルの恩恵か、あっさりとreverse nullが出ます。
インピーダンス
苦労して加工した段付きバッフルの効果ですが、期待していた波形が見えて一安心です。
軸上周波数特性です。
スタンドを製作中ですので、反射波が多いデータです。
さて、今回はwaveguideは使わないものの、ツィーターとウーファーの軸外特性を考慮したクロスオーバーを組むことが目標です。そこで、回転台を用いて、±90度まで15度刻みで水平軸外特性を13点取ってみました。
ツィーター(軸上ノーマライズなし)
ツィーターは吊るしでもかなりフラットになっていますので、ノーマライズなしです。
純正では2kHzクロスですが、特性をみるだに1.5kHz〜1.6kHzでクロスさせれば±40度ぐらいまで揃うでしょうか?
また、テンモニはツィーターを飛ばしてしまうと聞きますので、LCR notchの挿入は必要そうです。
そんなことを思いながら、仮測定データでシミュレーションしてみました。
さて、仮測定に手応えは得ましたが、やはり背板を閉めて吸音材を入れて塗装してから、本測定をしないと設計にはいたらなさそうです。背板を閉めてしまうと、クロスオーバーの固定が難しくなりますが、やむをえません。
木工作業に戻ります。
<追記>
>苦労して加工した段付きバッフルの効果
の部分です。
(before)
(after)
伝わるでしょうか.....
by tetsu_mod
| 2017-10-28 19:18
| オーディオ