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Project NS-10M(6)

背板もなく、吸音材もなく、測定用スタンドもなく他のスピーカーの上に積んだ状態ですが、素性を知るべく測定にかけてみます。

インピーダンス
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吸音材がないので、ウーファーのインピーダンスカーブはがったがたです。

苦労して加工した段付きバッフルの効果ですが、期待していた波形が見えて一安心です。
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軸上周波数特性です。
スタンドを製作中ですので、反射波が多いデータです。
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さて、今回はwaveguideは使わないものの、ツィーターとウーファーの軸外特性を考慮したクロスオーバーを組むことが目標です。そこで、回転台を用いて、±90度まで15度刻みで水平軸外特性を13点取ってみました。


ツィーター(軸上ノーマライズなし)
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ウーファー(軸上ノーマライズあり)
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最終的にはフラットを目指すのでノーマライズをかけて軸外指向性を検討したいと思います。
ツィーターは吊るしでもかなりフラットになっていますので、ノーマライズなしです。

純正では2kHzクロスですが、特性をみるだに1.5kHz〜1.6kHzでクロスさせれば±40度ぐらいまで揃うでしょうか?
また、テンモニはツィーターを飛ばしてしまうと聞きますので、LCR notchの挿入は必要そうです。

そんなことを思いながら、仮測定データでシミュレーションしてみました。
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段付きバッフルの恩恵か、あっさりとreverse nullが出ます。
さて、仮測定に手応えは得ましたが、やはり背板を閉めて吸音材を入れて塗装してから、本測定をしないと設計にはいたらなさそうです。背板を閉めてしまうと、クロスオーバーの固定が難しくなりますが、やむをえません。

木工作業に戻ります。

<追記>
>苦労して加工した段付きバッフルの効果
の部分です。

(before)
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(after)
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伝わるでしょうか.....


by tetsu_mod | 2017-10-28 19:18 | オーディオ