クロスオーバー-99

ネットワークを仮組みして、測定してみます。
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コイルはツィーターの抵抗を3種類から選んだうえで、最後にreverse nullの形を見ながら解いて調整する気なので、0.7mHのものを購入しました。

normal polarity
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青が2ch penの測定データで作成した、ターゲットとするシミュレーションカーブです。
 もちろん、シミュレーションカーブも0.7mHに値で作り直したものです。
緑が2ch penで測定した実測データカーブ。
赤が1ch penで測定した実測データカーブ。
 事前の2ch/1chの測定と同様に、高域に向かって1dB程度ずれます(Max 0.9dBです)。
黄が、1ch penの測定データで作成した、ターゲットとするシミュレーションカーブです。
 やはりシミュレーションカーブからズレており、クロスオーバーを作成するデータはアンプなどの位相回転の影響を排除するためには2ch modeで測定するほうが良さそうです。


続いて、実測のimpedanceカーブです。
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時間帯が遅かったため、pen mode小音量での測定ですので、絶対値は若干ずれています。
が、ピークの形や位置は、シミュレーションの通りです。
45kHzまでのimpedanceを測定しましたが、アンプの負荷になるような低い値にはならなさそうです。このようなimpedance変動・位相回転が音にどのような影響を及ぼすかは興味深いところですが...


ここまでは良かったのです、が。
reverse nullがシミュレーションからズレてしまいます。
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いずれも黄色が2ch pen/sweptデータによるシミュレーションカーブですが、実測が合いません。

深夜の測定だったため、s/nが稼がなかったとはいえ、15dBしかダイナミックレンジがないわけではないでしょう。
かと言って、1ch測定データが正しいかというと、1chデータシミュレーションよりかは深いreverse nullが出ています。
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そこでシミュレーションデータでツィーターの位置を動かしてみると、7.5~11mm程度ツィーター位置をずらすと波形が一致します。
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考えられる可能性としては
・2ch測定データで、7.5~11mm程度の位相誤差が起きている。
・マイクの位置が、測定時と1.75~2cm程度ズレた。

...夜中、大急ぎで取ったデータなので、どうも後者の可能性が高そうです。

そこで今後のto Doとしては
・ツィーター用の抵抗とコイル以外を固定した本番のネットワークボードを作成する。
・ツィーター能率調整抵抗を選ぶ(ここはデータではなく、聴感で決める)
・マイク位置を検討しながら、再度測定する。
・測定データで位相誤差があるならば、実測データを元に調整する。

幸いにして、測定データで位相誤差がある場合でもコンデンサを一個(5.6uF)、買い足せばLR4カーブと位相差を保てそうです。今回は実測reverse nullの形をみて最後まで追い込んでいきたいと思います。

さて、クロスオーバーボード用にMDFを買ってこなければなりません。
久しぶりの木工パートです。
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by tetsu_mod | 2015-08-23 11:11 | オーディオ | Comments(0)