クロスオーバー-84

クロスオーバーですが、2ヶ月更新していませんでしたが、やっと原因が分かりました。
マイク・インターフェース・アンプに故障はなく、
根本的ミスによる致命的な設計ミスでした。

長いので読み飛ばされると思いますが、オフ会に来ていただいた方々、すいません。
直したらまたお誘いさせてくださいm(_ _)m

それでも、原因検索に2ヶ月もかかってしまいました。

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いずれもimpulse response測定でgateをかけ、擬似無響音室測定です。
緑:2ch mode
黄:1ch modeです。
緑の2ch modeは設計通りのデータですが、これが失敗でした。

というか、そもそも設計前の測定が失敗していました。
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黒が5月10日1ch mode 、赤・白が昨年12月2ch modeのデータです。
最終判断としては、黒の1ch modeが正解です。

2ch modeでは、アンプからのループバックもインターフェースに入力することで、アンプなどの特性を除去し、純然たるスピーカー特性のみを測定するモードです。素晴らしい技術です、が...

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こちらがスピーカー実測で2ch/1ch modeでの差です。

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こちらが、アンプからのループバックをインターフェースの mic inに入力してFR1で測定した周波数特性です。

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この二つ、よく一致します。

最初は、アンプの異常かと思いました。

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スペクトルアナライザーモードでは、えらく高調波が増えています。
やっぱりアンプの故障かと思いました。

が....
インパルス波形を見ると、お釣りが出ています。
(写真なし)


答えはインピーダンスマッチングのミスでした。
Apolloのインプットインピーダンスは、Mic I/Pは5.4KΩ、Line I/Pは10KΩです。
100-200Ωのマイク入力ではいいのですが、600Ωの入力ではMic inはぎりぎり足りません。
アンプからのループバックケーブルは、インターフェース側から見るとアンプの出力インピーダンスが限りなく0に近い場合でも820Ωほどになります。これもマイクインプットには足りません。
ループバックの入力をmic inではなく、line inにすべきでした...

アンプからのループバックをline inに入れた波形です。
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アンプからのループバックをPad-mic inに入れた波形です。
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いずれもインピーダンスアンマッチは改善されています。


2ch modeのチェックをしなかったのが失敗でした。
2ch modeのループバックをline in / Pad-mic inにするか、
それか1ch modeのデータで再設計するか、です。

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緑:2ch mode PAD-mic in
黄:1ch modeです。

というわけで。
これでスッキリ。
再測定と再設計を始めたいと思います。

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Commented by iridium17 at 2015-07-29 23:52 x
インピーダンスというよりマイクアンプが飽和してるのでは?
Commented by tetsu_mod at 2015-07-30 07:52
> Iridium17さん
おはようございます。
インプット・アウトプットゲインを上げ下げしても同じ波形になるんです... 載せきれませんが、2ヶ月の間に複数のインターフェース・アンプで比較したうえで、某所に持ち込んで再検証もお願いしましたが、飽和ではなさそうです... impedanceに無頓着でしたが、しっかり検証すべきでした。
Commented by Iridium17 at 2015-07-31 21:44 x
ARTAのDual channel modeでアンプからの参照信号はLine-inに入れるのが正解で、私もそうしています。

ただ、インピーダンスの不整合でデータがおかしくなるとは考えにくいです。よく誤解があるのですが、インピーダンス整合というのは、ある内部抵抗を持った信号源から最大の『電力』を取り出すことが出来るのは内部抵抗=負荷抵抗のときである、という話で、『電圧』を伝送するだけならインピーダンスを整合させる必要はなく、

送り出し側のインピーダンス << 受け側のインピーダンス

であればOKです。

アンプからのループバックをline inに入れた波形と、アンプからのループバックをPad-mic inに入れた波形というのは、どういう測定をされたのでしょう?
Commented by tetsu_mod at 2015-08-01 00:36
> Iridium17さん
Pad-micは、mic inの音圧を稼ぐためにゲインを下げる(=抵抗が入る?)モードです。擬似的にimpedanceが上がるのか、周波数特性の暴れは少なくなる...と思っていたのですが、impedanceは関係なさそうなんですね^^;
不勉強で十分にはわからないのですが、UniversalAudio Apolloのmic inはUNISONテクノロジーという特殊なもの(DSP対応のため?)らしく、そこの関連かも知れません。

いずれにしても、Line in と mic inを混同した僕の初歩的なミスのようですorz
by tetsu_mod | 2015-07-25 22:21 | オーディオ | Comments(4)