Sonus Faber Guarneri Homage - Active crossover (5)

実は前回までの(1)〜(4)で4時間の作業です。
更新を引き延ばしすぎですね。

前回作製したクロスオーバー設定では、バッフルステップの補正(特にウーファー側)をしていないので、中域以上で6dBの上昇をしています。

normal crossover / active crossover LR2
d0122127_1523549.jpg


んが、Guarneri Homageのような複雑な形状のバッフル(エンクロージャー)でのバッフル補正なんて、どのようにしていいか分かりません。
そこで、active crossoverでのfar fieldデータをまず作って、normal crossoverのfar fieldデータの差分を見る事で、純正のバッフルステップ補正を見る事にしてみました。

d0122127_15241619.jpg

コレがそのデータです。
far fields測定ですので、250Hz以下は無視です。
ユニット(ウーファー)直径の実測をもとに、バッフル形状やサイズをシミュレートすることで、このバッフルステップ補正に近い値が出るようなバッフル形状を逆算してみました。

結果、ウーファー125mm、バッフル形状136mmがピッタリでした。
d0122127_1535384.jpg

d0122127_1535524.jpg


これは、ガルネリのウーファーのフレームの内側の値です。
d0122127_15395293.jpg


非常に興味深いことは、ガルネリのウーファーフレームはバッフルステップを規定し、さらにツィーターとのタイムアライメントの調整を行っていること、また、バッフルステップはバッフルの斜めカットぐらいでは分散されず、最初の角によって規定されるということです。本格的にバッフルステップの分散を狙うのであれば、綺麗なラウンド加工が必要そうです。

ついでに、ツィーターもフレームにそったバッフルステップを計算してみます。
d0122127_1541596.jpg



これらのバッフルステップカーブを、シェルビングフィルターで近似の設定をして、前回の設定に追加して、とりあえずのactive crossoverの設定はとりあえず終了です。
(最終周波数特性を計測していません、悪しからず...)

しかし、バッフルステップの補正カーブをシェルビングフィルタに落とし込む公式とか、あるのでしょうか。探しているのですが、なかなかコレといったものが見つかりません...
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Commented by Tark at 2015-03-30 20:15 x
こんにちは!
ようやく短時間ですがLR2とLR4を比較できたのでご報告を。
基本的にはてつ君が述べられた通りの傾向です。
LR2はいい意味でオリジナルの傾向を踏襲した音です。
どちらかといえばスピーカー間に音像がやや太めの線で描かれる感じで、ボーカルなどは湿り気のある色っぽい艶が出ます。
一方LR4は空間が明らかに広くなり、奥行きも深くなります。各音像のディテールもはっきりしていわゆる解像度の高い表現になります。
元がガルネリですので艶は十分に出ますがLR2よりはやや減退、さわやかな方向性です。
両者の違いはかなり大きいもので、同じスピーカの音とは思えないほどです。
ただ、違いは大きいものの、優劣をつけるものではなく、好みで選べばいいのではないかと思います。
私の好みとしては、もともとさわやか系の音が好きで、3D的な表現を好むこともあり、今のところLR4でいこうかと思っています。
特性の違う設定をいつでも変更できるIPD、とても便利です!
Commented by tetsu_mod at 2015-03-30 21:17
> Tarkさん
お忙しいなか、詳細なレポートありがとうございます。また遊びに行かせて下さい。
by tetsu_mod | 2015-03-30 15:44 | オーディオ | Comments(2)