Linkwitz Transform-5

本来はアナログであるLinkwitz Transform回路をDSP(パラメトリックイコライザー・シェルビング)で再現する方法ですが、6年ぶりに調べてみると、daredevilさん(Linkwitz氏設計のdipole speaker自作で有名な方)が日本語でまとめてくれていました。今回はありがたくこの公式を使わせていただこうと思います。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=32463&id=76493258

すなわち、
Qs>0.5の場合において、

PEQ1
Qo=Qs×Qt
 Qo:イコライザーのQ
 Qs:スピーカーシステムのQ
 Qt:ターゲットとするQ

Go=20log(Qt/Qs)
 Go:パラメトリックイコライザーのゲイン
 Qs:システムのQ
 Qt:ターゲットとするQ

Parametric EQ 1
fs (Hz), Gain=Go(dB),Q=Qo

Shelving
Go=40*log(fs/ft)
 Go:シェルビングフィルターのゲイン
 fs:スピーカーシステムの元々の最低共進周波数
 ft:ターゲットとする最低共進周波数

Low Shelving
Gain+Go(dB), ft(Hz) 12dB/oct

PEQ2
Qo=0.707×Qt
 Qo:イコライザーのQ
 Qt:ターゲットとするQ

Go=20log(Qt/0.707)
 Go:パラメトリックイコライザーのゲイン
 Qs:システムのQ
 Qt:ターゲットとするQ


fo=fc
 fo:パラメトリックイコライザーの設定周波数
 fc:再定義後の最低共進周波数

Parametric EQ 2
fc (Hz), Gain=Go(dB),Q=Qo
です。


密閉型・オープンバッフル型では低域特性は-12dB/octで低下しますから、1オクターブ延長しようと思えば、自動的に12dB増幅することになります。バスレフ型ではここにポートの-6dB/octの特性がのることで、-18dB/octとよりロールオフがキツくなるため、密閉型がダラ下がりで伸びると言われる所以ですが、おそらくDeviallet SAMは+18dB/octのシェルビングを設定してるんじゃないでしょうか。。


さて、この計算式を、前回求めたシステムのf/Qと目標とするf/Qで計算してみます。
d0122127_1564215.jpg


Step1PEQ
Gain1-1.497197445
Q10.59388
f169.84

Step212dB/oct Low Shelving
Gain212.00144745
ft235

Step3PEQ
Gain30
Q30.499849
f335

求めた3種類のEQの設定を、IPD1200のEQに入力します。
d0122127_156694.jpg



さて、これでシミュレーション通りの低域特性になったのでしょうか?
d0122127_1439184.jpg

http://audio.claub.net/software/LTwithMC/LTwithMC.html
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by tetsu_mod | 2015-02-01 15:10 | オーディオ | Comments(0)