クロスオーバー-59 Network topology

クロスオーバー素子はもう注文してしまったので、最終設計でfixです。
ショップのウィンターセールに気付いて後半はかなりスピードアップをしたので、
素子が来るまでに検証の説明をぼちぼちしたいと思います。


こちらが最終回路です。
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全体としてNetwork topology(フィルター回路)の次数は2次ですが、
実際のスピーカーから放射される音響的な減衰(acoustic slope)はウィンクリッツ・ライリーカーブの4次(LR4)になります。
これは、「インピーダンスと周波数特性がすべてフラットな理想的なユニット」と「バッフルステップなどがいっさいおきない理想的なエンクロージャー」がない限り、Network topologyによる電気的な減衰(electric slope)と音響的な減衰(acoustic slope)が一致しないからためです。
そもそも、そんなユニットとエンクロージャーがあればフルレンジで聴けるはずです。
あれ、ということは実測(acousic slopeの測定)を伴わない市販のクロスオーバーやチャンネルデバイダーって一体...



今回の組んだ回路の遮断特性がこちらです。
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緑色のウーファーはバッフルステップ補正が入っています。
赤色のツィーターは、ウェーブガイド(ショートホーン)の音圧上昇を喰わせているため、実際の音響的には2kHzクロスですが、電気的には-6dBポイントは5.6kHzとかなり上昇しています。
ツィーターf0:480Hzでの遮断は-40dB以下になっており、ツィーターの動作に余裕が出来るはずです。
また、D2905/9700は磁性流体をもたないモデルのため、f0インピーダンス補正も一緒に必要となります。

もちろん、ウーファースルーでツィーターはコンデンサ一発、調整は耳でする、で追い込める先人もいらっしゃるかと思いますが、僕にはこの複雑な遮断特性回路の設計は、教科書的な電卓計算だけでは不可能で、コンピューターによるシミュレーションが必須でした。
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by tetsu_mod | 2014-12-20 13:05 | オーディオ | Comments(0)