クロスオーバー-50

ついに連載が50回を超えてしまいました..

前回までに、47(2nd para)/48(2nd seri)/49(3rd KEF)と3種類の候補を作りました。
47のインピーダンス特性を見ての48 / 49ですが、不完全な電気信号〜空気粗密波のトランデューサーにおいては、すべての要素を満たすことが出来ません。よって、複数の要素のうちで優先度を決めなければなりません。
今回は、 周波数特性 > ユニット位相差 >>> インピーダンス です。
IPD1200は2Ω負荷を保証しているので、2Ω以下に下がらない限りはインピーダンスに目をつむります。
(もちろん、真空管アンプなどでは優先度が高くなると思います。)
(関連資料:http://www.fuhlen.jp/octave/pdf/technology_01ja.pdf)

このユニット毎の位相差(ここではツィーターとウーファー)を見るために、reverse nullを使ってきました。
reverse nullはいい日本語訳がないので、またIridium17さんの言葉を引用させていただくと...
4th order Linkwitz-Rileyタイプのネットワークではクロスオーバー周波数においてLPFおよびHPFの位相がそれぞれ±180度回転しているので、ミッドバスとツィータを逆相に接続すると互いが打ち消し合って周波数特性に深いディップが生じます。これがReverse Nullというやつで、クロスオーバーネットワークが理論通りに機能していることの証拠となります。したがってReverse Nullは左右対称で深いほどよろしい。
(http://iridium17.blog96.fc2.com/blog-date-201205.html)
2nd order Linkwitz-Rileyでは、逆相でフラット、正相でreverse nullが出ます。


そこで、理想的なreverse nullと、47/48/49それぞれのバージョンのクロスオーバーを重ねてみました。
黄:理想reverse null、 赤:47、 緑:48、 青:49
d0122127_1701387.jpg


47のみ
d0122127_1704652.jpg


48のみ
d0122127_171223.jpg


49のみ
d0122127_1715029.jpg


周波数特性とともに、reverse nullの深さ・対称性ともに47がもっとも良さそうです。
この47ver.を正相にしたときの、ユニット位相差がこちら。
赤:Tw周波数/位相
青:Wf周波数/位相
d0122127_1731631.jpg

クロス周波数でのユニット位相差は、16.85-16.84=0.11°となります。
この数値がいいのかどうか、判断できるほどの経験がありませんが...

47ver.をベースに最終的な調整をしていこうと思います。
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by tetsu_mod | 2014-12-17 17:06 | オーディオ | Comments(0)