クロスオーバー-32 フィルター特性検討

前回、IPD1200のアクティブフィルターを用いて、
リンクウィッツ・ライリー特性のフィルターカーブを作ってみました。

リンクウィッツ・ライリー 2次 (-12dB/oct): LR2
リンクウィッツ・ライリー 4次 (-24dB/oct): LR4 の2種類です。

ところが、モノラルでの実験ではどちらがいいのか、最終判断に窮していました。
そこで、いつものごとく、たーくさんに甘えました。

d0122127_22141135.jpg


IPD1200 2台によるアクティブバイアンプです。
IPDでのフィルター特性は簡単にコピー、読み出しができます。
この機能を用いて、各種フィルター特性のステレオ比較試聴をしてみました。

1. LR2 2kHz 逆相
2. LR2 2kHz 逆相 + バッフルステップ補正
3. LR4 2kHz 正相
4. LR4 2kHz 正相 + バッフルステップ補正
ATC純正クロスオーバーに最も近いのは1.になります。


試聴結果は、 4. > 2. >> 3.≒1. です。
もっとも危惧していたのは、1.から離れるとSCM12slの音から離れるのではないか、ということでした。
が、杞憂でした。1.〜4.いずれも、僕の好きな音でした。

これらの結果から、今回はパッシブネットワークでLR4バッフル補正込みを狙いたいと思います。
たーくさん、いつもありがとうございます。助かりました。
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Commented by muu at 2014-11-16 20:24 x
面白そうな実験が続いてますね
完成したら聴いてみたいな
Commented by Iridium17 at 2014-11-17 00:50 x
こんにちは。

やはりLR4に落ち着きましたか。

Zaphさんがウェーブガイドとの組み合わせでLR2を採用した理由は私的には謎なんですが、ウェーブガイドによって音圧上昇したところを平坦にならすのがパッシブのLR4では難しかったからじゃないかと勝手に想像しています。あるいは単にLR4に飽きたとか(笑)

一般論でいうと、LR2はWFの高域にピークがあったり、ツィータの低域の歪みが問題になる場合には厳しいでしょうね。SEAS 27TDFCは磁性流体ありのTWですから、さすがZaphさんはその辺まで考えているんでしょうね。
Commented by tetsu_mod at 2014-11-17 13:41
>muu さん
ぜひぜひ、聴いて下さい。
理論振りかざしてみても、実際の音は評価してもらわないとなんともなので^^;
Commented by tetsu_mod at 2014-11-17 13:47
>Iridium17 さん
コメントありがとうございます。
比較してみると、LR4のほうが空間の表現などで有利かな、と。Zaph audioを見ると、D2905/9700も磁性流体がないので、アクティブクロスオーバーでもパッシブのf0インピーダンス補正を入れたほうがいいのでしょうけど、今回はそこまでは手が回りませんでした。
break-upの激しいメタルコーンウーファーや、foピークが大きく耐入力の弱いツィーターなどでは、間違いなくノッチ+ LR4かと思います。

ウェーブガイドの盛り上がりをパッシブで補正すると、実はコンデンサー一発で-12dB/octが出来上がってしまう(コンデンサで-6dB、ウェーブガイドで-6dB)ので、LR2を採用したのはパッシブ素子を最小限にしたかったのかな、と考えています。
by tetsu_mod | 2014-11-15 23:16 | オーディオ | Comments(4)